堤 千寿 [京都市立芸術大学 2008年度卒]
5.それぞれの [unknown architecture] の回答

なんか柔らかくて住んでいる人の形に歪んでいく空間とか最近気になります。思ったより建物って柔らかい。
あと、トイレとかお風呂とかプールとか水が溜まっているところが最近気になります。
なんか形にしたい今日この頃。




佐藤 紘子 [京都市立芸術大学 4回生]

1.リアルな建築空間として最も興味をもった作品


sea city
これから海中に住めるようになったら世界が広がる。長い年月を考えると、住まなくてはいけなくなるような気がする。



Memorial space
水の波紋はどうやっても美しいと思う。



2.アンリアルな建築空間として最も興味をもった作品 

ツリーハウス
生活感のない空間は、どう実際に使うのか難しい。



4.来場者の様子

通りすがりのような人もいれば、実用するならどんな場所でかと話し合っている人もいた。
ご年配の方は、木の匂いに惹かれている様子。
若い人の方が、一生懸命見ていた。






京都市立芸術大学油画専攻ですが、建物に興味があります。
古い建物や変わった形のものを写真に撮ったりします。
“つくり”が気になります。

井垣 量子 [神戸芸術工科大学 1回生]

1.リアルな建築空間として最も興味をもった作品

くうかん実験棟で、プラモデルのキットみたいに売る、という発想がすごいと思いました。
積み上げ方も模様のようで、レンガとは違った重みがあるようで、中にいるとすがすがしくなります。
私は、子供の秘密基地として、サイズを幼児用や小学生用、大人用と分けて、キットとして売り出すと面白いと思いました。もし、売り出したらぜひ買いたいです。
ただ、気になる部分が、シロアリなどの虫がこないのか、窓に網戸はつけた方がいいけれど、つけると暗くなってしまうと思うのですが、そこはどうするのだろうと思いました。



2.アンリアルな建築空間として最も興味をもった作品

模型を見て、空気に消えてゆく~北京オリンピック~は、模型サイズのまま、インテリアとして使えそうだと思いました。
実際に造ると消えるときに雪崩になったり、消えたときにゴミが残りそうですが、あったら面白いと思います。
記念グッズなどにするとかわいいと思います。
疑問ですが、歴史的建造物の外壁というのは、たとえばなんなのでしょうか、木造の素材などでしょうか?



4.来場者の様子

来場者の方々が、くうかん実験棟を再現したモデルに入る時の一言が面白かったです。
「昔ながらのクギを使わない建て方?これはベニヤ板?」と入る人や、「ログハウス?レンガみたい。」「これ、杉の木ですよ。」と自信満々に言う人もいて、人の感じ方は本当に人それぞれだと感じました。
中には、「地下室がいるなぁ。」という人もいて、人って本当に面白いと思ってしまいました。



5.それぞれの [unknown architecture] の回答

私のunknown architectureについての回答は、真っ白な卵型の空間に、上層部にある横長の窓、扉は小さなまゆ型のドアが設置してある、ただそれだけの建物です。
卵型の空間は、中にいる人に与えられたノート、自分の世界のようなもので、中にいる人が自分に合うように造っていくため、2Fを造る人や壁に色を塗る人など、すべてが違ってきます。ただ、窓の位置やドアの形だけが同じであるのです。手抜きのように見えてしまいますが、ここはキッチン、寝室と前もって決めてしまうよりも、使いやすいと思うのは住んでいる人に合ったものであり、また、その人が自分の空間を造ることによってその建物に愛着がわきます。小さな子供が立ち上がったかと思うと、いつの間にか走り回っているかのように、ほんの少し手伝えば、あとはその人の世界が造ってゆく。そう考えました。
でも、この建築物は人任せすぎるかもしれません。




宮川 香織 [京都市立芸術大学 3回生]
4.
今日は主に受付と呼び込み出ていたので会場の中に入ってきてくれた人の反応などは分かりませんでしたが、呼び込み誘導で「建築展です」と声をかけると「建築?建築か~…」「建築は分からないわ~…」と”建築展”という名前から硬そうなイメージを持って敬遠する人がチラホラと…
実際には小さい子なども退屈せず楽しそうにしているので皆さん思ってるほど難しくないと思うんですが、皆歩いて行ってしまうのでじっくり説明する時間がなかなかありません。
たまに足を止めてくれはる人にフライヤーを示して「これ(実験棟)の実物大のが展示してあって中に入れますよ!」と進めると興味持って見に行ってくれる人もいました。